2007年07月22日

小さくふりかぶって

……。

…………。

やっと今日という一日が終わった。オワタ。

いや、これは始まりの始まりなのだ(声:福山潤)!!


そもそもは先週末に掛かってきた一本の電話に起因する……。


町会長:
「ハァハァ……ご子息ですか……ハァハァ……」

ミツハシ:
「……こりゃまた二軒隣の町会長さん、こりゃまたどういった
ご用件でありますか?」

町会長:
「ご親切な前振りアリガト(言うまでもなくこの部分は無かった
けどね)。というか、ハァハァ」

ミツハシ:
「どっか悪いんですか? 歳なんだから無理しない方が」

町会長:
「ハァハァ……こんなこと、頼めるの……君しかいないんだよ……」

ミツハシ:
「……聞くだけ聞きましょうか」


実は自治会長でもあるこのおじさんは、愉快は愉快な人では
あるんですが、折に触れて何かとミツハシに関わってこようと
する人なのです……。

例:

 ・防犯ポスター町内貼り付け手伝ってくれんかのう

 ・夜間パトロールに若いのがいないので参加してくれんかのう

 ・町内の議会に参加だけでもしてくれんかのう


エトセトラエトセトラ……。


まあ時間が許す限り、手伝ってきましたし、悪いオッサンでは
無いし、町会の為になるんだったら良いんだろうと思ってました。


が。


今回は。




町会長:
「ギックリ腰になってしもうた。
ついてはソフトボールの臨時監督を君に
お願いし――」




……。


…………。


ミツハシ:
「だが断る」







あ。




思いましたね。





そこの貴方、そう貴方ですよ、


この画面を見ている貴方……。





ミツハシって薄情なヤツなんだな



とか。



ここまでスパッと断るからには何かネタがあるな



とか。





そうさ。






だって、そりゃ知ってるよ。




そんな町会長が監督をやっているソフトボールが


















女子小学生のソフトボールってことを

















ああ、そのなんだ……。




うん。







多分、ここを読んでいる皆さんの予測に違わず。













渋々ながらも引き受けたアホな30代男が居たという
そんな伝説がこれから始まります







ドラゴンクエストソードってレベルじゃねーぞってぐらいに
肩が痛い……。



ま、続きはボチボチと。


って某リリアン女学園の卒業式の顛末を記すのをスッカリと
忘れていました。

まあ、ぶっちゃけ「いい話」なので面白くな(ry)





(2007-07-23追記)


まあそんな町会長がオイラに頼ってきた理由については
ここで述べても仕方ないので割愛します。

まあ

・町内会の政治勢力関係

とか

・ソフトボール父母会関連


でなんとなく察しは付くだろう(涙)???




結局、電話口で泣かれて縋られて歯茎を剥かれて数十分。


再度繰り返された


町会長:
「君しか頼める人はいないんすよ」


に、ささくれを残したまま微妙に折れることになってしまった
のですだよ……。


ミツハシ:
「分かった……もう何も言うな……」


この展開になるしかないでしょ(滝涙)!?


まあ、同じグラウンドで自分は社会人たまにやってますし、
全く知らない仲でもない……。

同じ町内(厳密に言うと町内でもないけどね)のソフトだったら
まあ、おじさんはちょっと手を貸してやるのも吝(やぶさ)かでは
ありませんぞ???



しかし。




この時のミツハシは知らなかった。





あまりにも大きすぎる、そして重かった監督代行









なぜならば!!

















某大会まっしぐら!!
(※全国大会じゃないけどね)






サイボーグ009の主題歌が勝手に聞こえてきたのは
気のせいではないでしょう。


誰がために。


栄冠は君に輝く(違)







次回、ミツハシ監督代行の修羅場が見られるぞ!!





……もうね、なんつーかね。




ここでのネタにすることしか楽しみが(ry




(2007-07-24追記)

そんなこんなで煩悶としている内に代行として始めて
グラウンドへと立つ日がやって来た。

まあ、土曜日ですね。

なんか既に町内会の政治力とか父母会のアレとかで
かなーりテンションは低くなっていたのが事実ですが


グラウンドに行けば天使のようなそれこそ姫達が待っているんだろうそれに比べればオトナの小汚い力関係なんてタコの糞のようなものなんだああ素晴らしき哉純真無垢で静謐な少女達よ今、俺が君達を導いてくれようぞ



ああ、分かっていたさ。


そして、両親にも心配を掛けた。


ミツハシパパス:
「なんで祐希に依頼が行くんだ! どうせなら俺に!!
 シーーーーーーーーーーーーット!!」

ミツハシマーサ:
「お母さんは心配よ……何がってあなたが今日日の小学生に
 対してまともに指導できるか、それが」


ぶっちゃけパパスはあまり心配してませんでしたね、
今思えば。そう、ミツハシ家は愉快なのです。



まあそれはサテオイテ。




自宅から徒歩十分強。




その者、白きユニフォームをまといて……失われしグラウンドとの
絆を結び、遂に(ry





降り立った。



降り立っちゃったの。



それこそイメージ的にはエクセリヲン船首に突き刺さった
腕組みガンバスターな具合で脳内変換ヨロシク!!


つんつるてんのユニフォームの右腕に燦然と輝く手書きの
『監督代行』文字。

ああそうさ。




私が『白山ハニィーズ(仮名※でも本当の名前は正直恥ずかしいよ……)』監督代行の光橋祐希である!!



くわっ、と擬音を背負ってね。そうよ。






しかし、そんな露骨に降り立ったミツハシに対して向けられた
第一声。


第一声。




ゆうか(仮名:すまん):
「あ、オカマのヒト」





くっくっく……。


言ってくれましたね言っちゃいましたね。



いや薄々気付いてはいたんですよ。





何って、普通に社会人野球やってますとグラウンドとか
共有しているもんでしてね。

実際に、数週間前に女子小学生ソフトの後に軽い練習を
行なったことがあった。

その時も、

ミツハシ:
「おつかれー。整備あんがとねー」

に対して

ゆうかっぽかった娘(仮名):
「プッ」


とかあったりしたし。



そして更に笑えない事実としてソフトボールの父母会の
ヒトから

父母会員:
「なんか若い男性らしいですが問題は無いんですかね!?」

と言う手厳しい質問まで飛び交っていたそうな。



しかしね。


オカマは無いよね。



いや、ぶっちゃけ自分がいつ「そっち」に転ぶか分からない
ですけれど只でさえED気味ではあるしなあ、今のところは
まだオンナノコの方が好きですよ。


なので。







そう。





なので。






ミツハシ:
「オカマ言うなーー!!

俺はオンナノコが大好きな健康な男だからっ!!」







フムン(※神林長平調で)。






なんか別の意味でやばい発言している件について。それも臆面もなく。




苦難と懊悩は続く……







(2007-07-26追記)


ともあれ、互いに妙な気負いは無く、自己紹介を交わしあった。

故監督(死んでねえ)はこの前日、全員にメールを打ってくれて
いたらしく、これには大感謝。

しかし、何しろ多勢に無勢。こっちはどうにか名前とポジション、
打順を詰め込もうとしているのに質問攻め攻め。


Q:なんで髪の毛そんなに伸ばしてんの?

A:意味はない。ある程度伸びたら後ろで縛るのが楽だから



Q:彼女いるんですか?

A:いません



Q:じゃあ結婚しているんですか?

A:したいんだけれど相手がいません



Q:そもそも年齢いくつなんですか??

A:いくつに見えますか?



この段階で、少し空気が止まりました。ひそひそと円陣を組む
ハニィーズ(仮名)の選手達。まあ、今日は、初顔会わせだし、
これでもいいかな。なんだかんだと監督は慕われていたみたい
だし、そんな監督がいないってのは彼女等にとっても不安なの
だろうしそれが緩和されるのであれば、ね。


ゆうか(仮名):
「話し合いの結果、24歳ぐらいじゃないか、と」


みはし(仮名):
「ほう……そのココロは?」


ゆうか(仮):
「いや、大学出て二年目位なのかな、って」


みはし:
「そうかそうか」


ゆうか(仮):
「で、幾つなの???」


みはし:
「初戦買ったら答えてあげるよ」



ブーイングの嵐。


つうかおまいらの推定、思い切り外れています。

やはり小学生のオンナノコともなればこんなものか
(声:池田秀一)



一回り近くも誤差がある件について




まあGOOD。海外では損だが、まあこの国では若く
フレッシュに見られるってのは悪くないね。



さあ、ともかく練習!

まずベースランニングから始めようか。軽くね。
(監督から渡された普段の練習メモをチラ見しながら)


おいーーーっす。


と、普段通りの流れになりかけた、その時。


ゆうか(仮):
「監督代行ってお呼びすれば良いんですかあ?」

みはし:
「……まあ、代行だからねえ」

ゆうか(仮):
「なんか呼びにくい……」

みはし:
「なんだったら隊長とか軍曹殿とかと呼んでくれて良いぞ」


大爆笑


いや、ぶっちゃけ俺としては会話にギャグを挟んでいる
つもりは全く無かったのだが。なんでこいつらはみんな、
ケタケタと笑っているんだろう。

箸が転がってもおかしいお年頃ってやつですかね。

俺としては「監督代行」って響きには柏葉英二郎(@タッチ)
みたいなチョイ悪な響きがあって充分だったのだが。


ともかく、ひーひー言いながら笑っている彼女達は、

「でも軍曹ってより伍長じゃん目つき悪いしー」

とか。


ん。



ん????



もしかして共通の話題が見付かった???



みはし:
「目を食い縛れーーーーーーーーッ!!」


一同:
「む、無理ッス!!」



見ておくものだ、ケロロ軍曹


みはし:
「どっちかっつうと俺は曹長なんだけね。
く〜っくっくっくっく」
(※これは本人自覚してます。マジで)


一同:
「クルル曹長キタコレ!!」


爆笑の中、結論として自分は『伍長』と呼ばれることに。

みんなも喜んでいるし、これはこれで良いかと思った。


のだけれど、これが後に……いや、今は言うまい。


ともかく、練習しよう。


伍長:
「オケ、とにかくべーラン、続いてノック行くぞー」


ゆうか(仮):
「と言うか伍長殿、ソフトボールの経験は?」

伍長:
「小学生の時に少しだけやった。まあ、なんとかなるさ」

ゆうか(仮):
「ヘボノックじゃあ、逆に意味無いので困るんですけど」


















ぷっちん














伍長:
「……ヘボって言ったか??」

ゆうか(仮):
「いや、だって試合本番控えてるし、そりゃ……」

まあぶっちゃけこのゆうか(仮)はキャプテンなんだけどね。
ポジションはキャッチャー。






伍長:
「そうかそうか……じゃあな。

身を以て思い知れ!!








そこ、オトナゲ無いとか言わない!!









伍長はパワーヒッターではありませんが小細工は得意
なのですよ!!

そして、普段は二回りも小さい硬球で野球やってんだ。
(※ソフトボールを貶めているつもりはないっすよ)




伍長:
「お嬢ちゃん、ミット着けな」

ゆうか(仮):
「そう言う「お嬢ちゃん」って言い方は嫌です」

伍長:
「おk。じゃあ、このキャッチャーフライ捕れたら
まともに呼んであげるよ」

ゆうか(仮)
「は?」

言いながらもミットをはめた彼女。それを確認して、
伍長はバットとソフトボールを拾ったさ。

バットは愛用の自前、木製バット。ソフトボール用では
ないけれど。


くくく。



く〜っくっくっくっく(声:子安武人)!!




さあ、ノッキングでも難度の高いキャッチャーフライ。

これはぶっちゃけ、「わざと」打つのは難しいですよ。



伍長:
「いくぜ嬢ちゃん!」

ゆうか(仮):
「ってマジっすか」





ガッ!!
(※何しろ金属ではなくて木製なのでキィンとか格好
  よさげな音は出ないんだなあ)





よしキタコレ!!



完璧な手応え!!



ほとんど直角に上がった球筋。自由落下で、その場に戻る。


と言うか、自分が半歩下がりました。



ゆうか(仮):
「…………」


口を半開きでミットを掲げたお嬢ちゃん。





ポスン




ちょっとヒヤッとしたけれど、とにかくほとんどその場から
動かずにキャッチ。



伍長:
「ナイキャッチ!」

ゆうか(仮):
「……ナイノック……です……」


一同:
「伍長すげーーーーーーーー!!」



はっはっは!!


もっと褒めて!!


褒められて伸びるタイプなの!!




ともかく、実力の一端を示せて、皆も理解してくれた。


ああ良かった、夜な夜な公園で練習しておいて



実はこの一本を決める為に、そこそこ苦労していたりなwww


ソフトボール、重いしね。

バットの真芯に当てないとまともに飛ばないからさ。



まあ小学生の時に少しやっていたのは事実だし、
ノック自体は得意だからどうにかなるかと思っていたけれど




決まって良かった




これが空振りとかスッコーンとあさっての方向に飛んだり
していたら


ただのオカマもどきが一日だけ代行にキタ、とか怪しい
都市伝説になってしまいそうな勢いだった。




どうやら、前監督よりも相当に厳しいノックを終えて、この日の
練習は終わり。

全員に往年の銘品「ホームランバー」を奢って、解散。


疲れた……。


一円の得にもなっていないのに、俺は何をやっているんだろう。


思わないでもありません。


貴重な休日を。




でもな、楽しいのもあるなあ。


ガキ共、かわいいよな。





少なからぬ充実感。

家帰って風呂入ってビール呑んで寝よう。


そう、その一日は当たり前に終わると思っていた。




終わらなかったの。




それも、嫌な形で。




……鬱展開で続くwwwww






(2007-07-28追記)


電話。


ミツハシマーサが出る。ミツハシ飲酒中。

(以下ドラクエの戦闘音楽で脳内変換よろ)



マーサ の かおいろが かわった!!

マーサ は ミツハシ を じっとみつめている!!

マーサ は こんらんしている!!



コマンド?(←これ見て懐かしくなったor知ってるってヤシは
※欄で挙手なwww)



 たたかう
> じゅもん
 にげる
 どうぐ


ミツハシは ナニガアッターノ を となえた!!


……こうかは ないようだ


マーサは じゅわき を わたしてきた!!



ミツハシは じゅわき を うけとった!!





伍長:
「はいミツハシでござい」

???:
「『伍長さん』ご本人ですか?」

伍長:
「ああー、確かにそう呼ばれてますが」

???:
「わたくし、ハニィーズの●●の母親でございます」

伍長:
「おお、どうもどうも初めまして」

某母親:
「私どもですね、今回は若くエネルギッシュな監督代行の
方を迎えられることが出来て大変に喜んでおりますの」

伍長:
「おお、そう言って貰えれば何よりです。自分としても
何だかんだとやりがいがありますんでね、少しでも
力になれればいいなあ、とね、あはははっ」

某母親:
「そう、ですか」

伍長:
「そうですよー。最初はね、どうかなあ、とか思ったり
なんかしちゃったりしていたんですけれど、まんざらでも
ないかなあ、とか」


某母親:
「それで『伍長』さんですか??」

伍長:
「ですねー。流れでね、まあこれも――」

某母親:
「冗談じゃありませんよッ!!」



伍長:
「え(素)」


某母親:
「あたくしは自分の目に入れても痛くない一人娘を
軍隊などに入れた覚えはありません!!」




伍長:
「ちょ、ま――ケロロ軍曹ってアニメが(ry」

某母親:
「ともかく、本日、父母会を集めさせて貰います。そこで
改めて代行の品格と資格を問うことになるかと思いますわ!!

ああ、言うまでもなく、あなたに参加は求めませんから
ご安心下さいね!!」


伍長:
「ちょ――異議あり!」

某母親:
「貴方のような危険な軍国主義者に可愛い娘を任せる人達が
いるでしょうか? いません!! 覚悟しておいて下さいね!!」








すんません。



ここまで書いていて


リアルで泣けてきた……



これ以上の詳細抜粋は勘弁したい。
許してくれ。



とまあこんな具合なわけだよ、諸君。




キチガイはどこにでもいる。気を付けろ!!
(ミツハシココロの警句)




いや、あんた。




根は深いぜ……。




 



ともかく、ぶっちゃけオイラと町会長のパイプは甘い物じゃ
なかったこともあって(仲良くしておくもんだなあ)、結局
一人の暴走で済んだんだが。



やべえよ怖いよ。オメガコワスだよ。




もしかしてこの国って。




アッ――ちゅう間に村八分にされかねない国ですか?





まあ島国だしねえ。アカラサマにカマーン政策やって
イミーンやって来てキャホーイして結果治安悪化とかな。

ソレよりましなんでしょうか。つうか笑えないな。



まあそれはさておいて。



大人達の政治力に丸投げしつつも、歯痒く呻吟したそんな
夜を越えた結果







ぱらぱらぱっぱぱぱーーーー♪
(レベルアップ)



ミツハシ の レベルが あがった!!



せいじりょく ポイント が 4 あがった!

かぞくあい ポイント は 2 さがった!

ちょうないかい ポイント は 5 あがった!

あいきょうしん は 20 さがった!

ひとこいしさ が ものすごく たかまった!!



そして


おとなの かいだん を かなり のぼった!!









次の日の朝練にはデフォルトで出ていましたがそれが何か????





主義主張、イデオロギーその他、両親の意見は気になる
ことはなるけれど。





でもな。





目の前で頑張ってプレイしている実のガキ共の方がかわいいんだもんよ。



こいつらが一つでも勝って笑えればそれでいいよ。



どうせ、腰掛けの代行、伍長です。





雑音、気になる。でも、励ましてくれる人達もいる。




だから俺は今日、必死にノックしてきた。

愛用のバットは折れるわ(まあ半分覚悟してた)マメは割れるわと
散々だったが、それでも。




本番明日。




楽しい報告が、せめて「ここ」では出来ると良いと思うwwwww






続く……




(2007-07-29追記)


試合本番当日!!

軽めの朝練を経て、いざ試合会場へ。


うあー、あちー(東京都@東部本日気温最高値更新)。

こりゃあポカリと氷が幾らあっても足りないな。


ところがドッコイ、父母会の一人が最強と言っても
良いキャンピングカー(当然冷蔵庫付き)を出して
くれたのですっげえ助かった。

色々な意味で助かるっす……。


つうか自前でキャンピングカー欲しくなったwww


乗せる相手なんて家族しかいないけどな……。




とまあそれはさておいて、入場行進も終わっていよいよ
試合本番。

我等がハニィーズは初っ端、第一試合。相手はそれなりの
強豪……つうか、ハニィーズは創設二年目なのです。
弱小も良いところなのが現実。

だがな、面白いぞ、このチームはwwww



観客席の町会長が弱々しく手を振ってくるのを確認してから、
円陣。


伍長:
「さあ、持ってるモン、全部出すよっ!!」

一同:
「オーーースッ!!」

伍長:
「緊張はするな、でも気は抜くな。良くって集中!」

一同:
「オーッス!!」

伍長:
「ハニィーーーーーーーーーズ、ファイッ!!」

一同:
「オオオオオオオオオオオッス!!!」



伍長である、ミツハシの背負った番号10。

これ、ソフトの監督は決まった番号を付ける決まりになって
いるのね。あとは色々、野球と異なるところがあるけれど、
詳しく知りたい人は全日ソフ連の公式を覗いてみて下さい。

例えば一点、インパクトが大きかった点を上げるとすると、
一塁ベースが二つあるんだよね。

何故かというと、野球に比べて何かとコンパクトなソフト、
一塁上での交錯事故が非常に多くて問題になっていたそうな。
年頃のオンナノコに取り、これは非常に危険な問題。

そんなこんなで、ランナーが踏み抜ける為のベースと、
野手が足を乗せる為のベースがそれぞれ用意されるように
なったそうな。

ソフトボールに歴史有り。

まあ、他にも色々とあるんだがここでは割愛する。


さて、そんな監督代行は実は前監督の打順に大分、手を
加える決断を実行していた。

四番にいた「ゆうか(仮)」を、一番に。とにかく、打順が
早く回るように。

その他、野球で言うDHをかなり弄った。


弱小のハニィーズが勝つ為の布石だったが、父母会は元より
選手達からもかなり不安の声は多かったが。



審判:
「プレイ!!」


父母会の、そして前監督が見守る中でゲームは始まった。
(前回のヒトは応援にも来なかったんだよね、これが……)


ハニィーズは重ね重ね不運なことに先攻め。全く、どこまで
ついていないんだ、と漏らす選手達に対し、

「ツキは引き寄せるモンだ。勝利の女神の裾に縋るんじゃなくて、
こっちのパンツに縋り付かせるんだ!!」


こういう発言が自然に出るから困る。


まあ後で問題になるかもしれんがみんな笑っていたし
いいんじゃないでしょうか。





試合内容は割愛。






結論から申せば。

















ハニィーズ大勝利!!












やったよーーーー!!!






俺はやったよーーーーーー!!!!







エイドリアーン!!













第二回戦と第三回戦(連戦だね)は来週。




ああ、そうだね。つまり、自分は。






この一回戦までの代行だったから、こいつらとは
これでお別れなんだ。




勝ったは当然、良かったけれど、妙な寂しさも出てきた。

そして、達成感もあって、微妙な心理状態になっているところで。


伍長、最後の円陣。


伍長:
「長ったらしいことは言わない。ナイスゲーム!!」

一同:
「アスッ!!」

伍長:
「天国の前監督も草葉の陰で喜んでいる筈だ!!」

一同:
「死んでないって!!」

伍長:
「ともあれこの数週間、厳しい練習を課したけれど、よく頑張って
くれた。まあ、まだまだ大会は続く。とにかく、頑張れよ。
どこからともなく応援するから!!」

ゆうか(仮):
「伍長、目を瞑って!!」

伍長:
「は? つうかまだ話、終わってねえし」

一同:
「いいから瞑れ!!」

集団の圧力に屈して目を閉じたミツハシを誰が咎められよう。


ゆうか(仮);
「伍長、良いよ、目を開けて!!」



したら、


目の前にトレイに乗ったケーキ。

なんか、バットを握った可愛くない砂糖人形が中心に
立っているけれど、とにかくケーキ。


????????




一同:
「伍長、誕生日おめでとう!!」






saa07.JPG




呆然としている伍長をよそに、お誕生日ソングが始まって。







すまん。











俺、泣いちゃった




スッカリと忘れていたこともあるんですけど、それよりもね、
このチビガキ共がね、ここまで気を使ってくれていたってね。




色々と書いていない嫌なこともあったけれど、なんかもう
そう言うの全部通り越して、ついでにここでのネタにもならない
いい話になっちゃうのもどうなのかなとか思いつつ……。


歪な砂糖菓子で作られた野球人形は、どうやら自分のようです。
お菓子作りの得意な連中が全部手作りで作ってくれたようで。

当然、ケーキ本体も。



ゆうか(仮):
「で、伍長? 年齢は???」

ここまで言われたら正直に答えるしかあんめい。
実際、初戦突破したら教えてやるって約束していたしな。



伍長:
「3○だお」






一同:
「な、なんだってーーーーー(ry」





マジッすかと詰め寄られる中、事実を認める伍長。
運転免許証まで見せた。



結果。


ゆうか(仮):
「25本までしか用意がないんですよねー」



どんだけお前等の年齢鑑定眼間違って居るんだとか
思わないでもありませんでしたが。



気は心!!




伍長:
「ロウソクの数なんて関係ない。君達がこうしてお祝い
してくれるだけで最高です。試合にも勝ったしな!!」


そんな中、容赦なく突き立てられるロウソク25本。
ケーキ自体はそんなに大きくも無かったのでなんだか
ハリネズミのようになってましたけれど。


そこで改めて始まったお誕生日ソング。


……。


…………。



いや、おまいら……嬉しいけどさ、なんつうか……



通り過ぎていく第三者の目が恐ろしく痛いんですが




一同:
「ハッピバースデ〜 ディア伍長〜♪」






しかも素で伍長かよ!!




衆人環視(第三者含む)中で、25本のロウソクを一気に
消さなくてはならない自分。


そして消し終わった後で何故か第三者からも拍手を受けている
自分。


ああ、目立ちたがり屋だけれどシャイな俺なんですよ(壊)!!




ともあれ、素晴らしい一日だったことは事実。



こんなに楽しい誕生日も、本当に久し振りだった。

そして、こんなに泣いたのも初めてだった。





ミツハシは、来月の予定はかなり未明です。ので、
とてもソフトには参加確約できないのですが。



行ける時にはなんでも行ってやろうと思った。




このガキ共の笑顔がまた見られるんなら、なんでも
やってやろうかとか思ってしまう自分。



色々とあったけれど、勉強にもなったし、何よりも
楽しかったwwwww



世の中って捨てたモンじゃなかったのね。



なんか取り立てて落ちは無く、終わってみれば只の
「しんみり話」ですが。



たまにはこんなのも、ね。




余談:
 なんか「チームソング」みたいの事前に提供求められていた
 ので、我がハニィーズが提供したのは某「n○where」だったり
 するwww

 理由はピンチでは「玉」が当たりそうにないし、チャンスでは
 「無敵」になれそうだったからwwww

 折々で流れて痛快でしたお。
posted by 光橋祐希 at 21:25| Comment(8) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする