【平成18年度自衛隊観艦式】
当日(10-25-2006)の朝の天気はあいにく曇り。
時折、小雨のぱらつきがありました。ガッデム。
ついでに、風が大変に強かったです。シーーーット。
「こりゃあ難儀な航海になりそうだぜセニョール」
と、既に嫌な予感がむんむんとしておりましたが。
そんなこんなで、出港地である瑞穂埠頭に到着。
雨が降ってきました。金属検知器を含んだ簡単な手荷物検査が
自衛隊によって、そして今回は(も)、手荷物の入念な検査は
米軍が行なっておりました。小雨が降る中、どちら側もご苦労
さまです、としか言い様がないですね……。
ミツハシは、一足早く現場に到着。
自衛官の方々がすれ違うたびに敬礼を行なってくれます。
礼服を着込んだ士官組の方は元よりとして、セーラー着用の
水兵さん達も、とてもフレンドリーに声を掛けてきてくれます。
気持ちの良いモノですね。
でもってそんな薄靄の基地の中を歩くこと十分、到着した。
そこに待っていたのは本日のミツハシの乗艦である、
汎用護衛艦(以下DD)106号【さみだれ】
でありました。
最後尾ではためく軍艦旗の美しい事よ。ほとんど無意識の内に敬礼。
なお、艦の諸元についてはwikiの『むらさめ型護衛艦』に
載っております。
一番艦であり、ネームシップでもある『むらさめ』の五番目の妹という
ことになる『さみだれ』。
これは、実は旧帝国海軍時代に初代艦が認められるところなのでも
あります。
折角の機会なので、こちらでも紹介してみましょう。
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歴代『さみだれ』(Successive SAMIDARE)
艦名『さみだれ』の由来の意味
『さみだれ(五月雨)』とは、六月頃に降る長雨、つまり梅雨のことで、
『水取り雨』とも言われ、田植え用の稲作に欠かせない恵みの雨でありま
す。
日本では旧海軍以来、艦名は、天象、気象、山岳、河川、地方の名将か
ら採用されており、本艦『さみだれ』は2代目にあたります。
(※当日配布パンフレットより抜粋)
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しかし、旧帝国時代から含め、日本の艦艇の名前というのは実に
情緒豊かで面白いですねえ。偉人、名将の名前を命名することの
多い諸外国に比べると、その情緒高さが際だつものに思えるのは
自分だけでしょうか。
なかなか忙しいことが多く、のんびりと写真を撮っている暇が
自分にはなかなか無かったのですけれどwww、数少なく、かつ
まともに撮影できたもの等を時間軸を追って貼り付けていきたいと
思います。
【さみだれ艦橋】
これは、乗艦前に港から撮ったものです。手前にあるのが、
第一煙突。ガスタービンエンジンの排気口です。メーカーは、
ロールスロイス。これとほぼ同じ形状の第二が、更にこの
後部に装備されています。通常航行で使用するのはこの第一のみ。
そして、塔のようにそびえているものがレーダーマスト。
やはり、軍艦旗が掲げられていますね。
いわゆる艦橋は、その前の部分。写真だとちょっと分かり難い
ですが(ちなみに←が前部になります)。
これはステルス性を考慮した設計となっているようです。
つうか、自分が説明するまでもなくwikiに完璧に近い解説が
あるんだわな、これがwwww
【同さみだれ艦橋】
こっちの写真の方がいくらか分かりやすいかもしれません。
タラップが既に通されており、民間人の乗艦が始まっているところ
であります。
さて、そんなこんなでいよいよ出港時刻が迫って参りました。
艦内のアナウンスは元より、それまでにこやかだった乗組員の方達の
表情も少しずつ、緊張を含んだものとなっていきます。
天候は相も変わらずの曇り。果たして、無事に済むのだろうかという
不安な声があちこちから聞こえてきます。酔い止めを飲む人、毛布に
くるまって静かに出港を待つ人、色々です。
午前九時五分。
出港時刻となりました。
「パラパパーパラパパーパラパパー♪」
ラッパが鳴り響きます。続いて、
『出港準備!!』
とのアナウンス。いよいよ、興奮してきました。
二隻のタグボートに引かれ、全長100メートル余り、4500トン越えの
巨体が動き出します(綱で強引に引いていくという、存外原始的なw
やり方には少し驚きました)。
タグボートが綱を解き、そしていよいよ、ガスタービンが唸りを
上げます。小刻みな振動が船体を通じて伝わってきますし、排気ガスが
一斉に立ち昇る!!
さあ、動かせ4500トン・オーバー!!!!
響け、三万馬力!!!!
ず、ずずずず……少しずつ、しかし確実に前進を開始する『さみだれ』。
これは凄い。たまらんwwwww
もう、脳内麻薬がピュルピュルと分泌されっぱなしのミツハシでした。
いや、本当に凄いんだよ。
民間人の歓声を受けながら、こうして『さみだれ』は定刻通りに
出港しました。
……ちょっと迷ったのですが、この出港の瞬間にミツハシが感じたことを
やはり、書き連ねることにします。初っ端からしんみりとしてしまうかも
分かりませんけれど、そこはご容赦頂きたい。
……出港ラッパが鳴り、静かに艦が動き始めたその時だった。
ふと、第二次大戦のことが脳裏を過ぎったのです。
自分を含め、多くの民間人が、ピクニック気分でこの『さみだれ』に
乗っていることは事実です。勿論、それは間違ったことでは無いです。
ただ、現実に……ほんの半世紀ばかりも前に、『生きて帰れないかも』
と言う決意を胸に、出港する時の乗組員の気持ちとはどんなもんだったか、
と考えてしまったのですよ。
少しずつ小さくなっていく岸壁、陸地……。多分、手透きの人間は
最後の最後までそんな陸地を見ていたんでは無かったか。
その胸中に、どれ程の哀しみと辛さ、切なさが宿っていただろうか、
と考えると、目頭が冗談抜きで熱くなり、気が付いたら軽く落涙して
おりました。レイバンのサングラスを着用していて良かった、等とも
思いましたが、この涙が恥ずかしいものでは無いという気持ちも半々。
そうだよね、戦争ってそういうことなんだよね。
って、改めて考えさせられました。何と言いますか、この段階で
既にミツハシは感無量の状態でね……。この雰囲気と、臭いを
味わえただけで来た甲斐があったな、と思ったのです。
……と、本当にしんみりとしてしまいましたが、そうは言っても、
今日は海上自衛隊(陸上も航空もね)の晴れの舞台。胸を張って、
大きく応援をさせて頂きまっしょい!!
と、気分を切り換えて。
観艦式が行なわれる三浦半島沖に到着するまでの所要時間はおよそ、
三時間。東京湾を抜け、浦賀水道を経由して外洋へと至るその頃、
ようやく晴れ間が見えて参りました。思いの外、波も穏やかでこれは
一安心。ミツハシは基本的に乗り物は無敵なこともあり、全く動じても
いなかったのですが、甲板や格納庫の付近では船酔いが酷く、うずくまって
いるような方達も居ましたから、彼等の為にも安心しました。
時折、艦橋後部甲板の喫煙所で紫煙を燻らしながら、色々な方と話を
しましたね……。あまり、詳しく書けるような内容でもないですがww
ちなみに、【さみだれ】は民間人を乗せた船の中では最前のポジションに
構えることとなっており、なんと艦長の他に艦隊指揮官も乗艦されて
おりました。
いや、これ、何がラッキーだったかって、【さみだれ】ったら、ズンズンと
他の船を抜いていくんですよwww
『これより高速機動に入ります。若干の揺れ、並びに風、そして前甲板は
激しい水飛沫がかかることがございますので要注意して下さい』
と、実にワクワクテカテカなアナウンスの後に、エンジンの音が変わる。
そして、現場に到着する前に既にプチ観艦式を行えているような
状態だったりしました。ウホッ。
【DD-130まつゆき】
を、これは正に抜いていく場面でありますね。
奥で併走しているのはどうやら4203号のようなので、
【訓練支援艦てんりゅう】であると思われます。
【掃海母艦うらが】
人が一杯乗っているように見えますwwww
いや、実際にそうなんだろうと思います。
で、ちょっと時間軸が飛ぶんですが、ここで観艦式が始まります。
(スケジュール的になかなかカメラだけを構えているわけには
いかなかったんで、写真も余り無いのです。ゴメン)
本当は一艦一艦、説明を詳しく加えたかったけれど、それは後日の
宿題としましょう。来年もいくぞーwwww
取り敢えず、インパクトの強い潜水艦。ちなみに、携帯からの
撮影なので画質はかなりショボイっす。
【潜水艦???】
辛うじて撮れた一枚。いや、浮上した潜水艦を肉眼で見るのは
初めてでしたな。四隻ぐらい続いていきました。
多分、『やえしお』か『わかしお』か『なつしお』か『ゆきしお』の
どれかです(えー)。多分、『わかしお』だと思うんですが……。
続き、航空部隊。一応、きちんとしたデジカメでの撮影なのですが、
望遠レンズなどと言った洒落たものは持ち合わせが無く、非常に
貧相な写真となっております。今回程、一眼レフでバズーカみたいな
望遠を持っていれば、と思ったことはありませんでした。
【P3Cオライオン】
有名な哨戒索敵機です。昨今の半島情勢を受けて、八面六臂の
活躍をしている機体でありますな。
【C-130ハーキュリーズ】
やはり、有名な輸送機。所属は航空自衛隊。
なんと、今回は陸上・航空共に初の海上自衛隊観艦式への参加という
アナウンスが流れました(後述のF-2、F-15J含む)。
正直、感無量の思いで一杯になりました。
法による拘束が多い中、自衛隊の連携が深まるのはこれに勝る
優位点はありません。応援しています。
【F-2支援戦闘機】
ある意味で日本の政治力が某国のそれに負けた、不運な機体……
と言ってしまうのは簡単ですが、これがなかなかどうして、大した
機体になっているんですよ。
詳しくは【F-2支援戦闘機】(wiki)を確認されたし。
対艦攻撃ミサイルをこれだけ装備しているのは実はすごいことなんだぜ。
画像が本当にしょぼくてすみません……。
【F-15J戦闘機】
さあ来たぞ!
ミツハシの一番贔屓の航空機、【F-15J】の四機編隊だ!
【F-15】(wikiより)を隅々まで見られる
ことをオススメする!
そして、J型(当然JAPANのJ)は空戦能力に特化した、ややもすると
『世界最強』の航空戦闘機と言ってしまっても過言ではないんだぜ!
(※ついでに言うと『戦闘妖精雪風』のスーパー・シルフはこのJ型が
モデルであると言われています。あと、ストライク・イーグル、俗に
言うE型とイーグルの区別が付かない人が多いので、上記のwikiにて
念入りに確認して貰いたいですな!)
やっぱり画像がしょぼくてスマソ。
で、ついでに興が乗ったのでちょっとAAを弄ってみました。
いや、絶対にこんな感じの遣り取りやっていると思うんだよなwww
でまあ、他にも色々とあったんだが(対潜弾とかフレアー散布とか
潜水艦の沈降浮上繰り返しとか)、写真はないんじゃよ……。
機会があれば、改めて語ってみたいところではあります。
そんなわけで、ゲップも出ない程に充実しまくった観艦式も
終わり、帰港する段階へとプログラムは入ります。
『さみだれ』の転蛇タイミングを逃さず、ほとんど本能で撮った
映像がコレ。
【『さみだれ』に続き、帰投の途に就く後続艦】
いやもう、ぞろぞろとそりゃあもうwwwww
おまけに、撮影できたラッキー画像。
【オーヴァー・ザ・レインボォ】
『さみだれ』の上げる水飛沫の中、奇跡的に撮影できた一枚。
虹が架かっているのが見えるでしょう?
その手前に見える、バズーカが埋まっているみたいなヤツは
対空兵装っつうか、フレアーとかチャフとかを散布するモンです。
【さみだれ印の浮き輪w】
写真の通りwwww
ところどころのペンキが禿げているのが気になります。
まあ、訓練で使用しているんだろうけどねwww
【???】
やはり『さみだれ』転蛇のタイミングで撮れたナイスショット。
航跡と海の色が秀逸ですね。僕の腕ではありません。
えーと、何だろうなあ、この船??? 多分『いかづち』か???
形状はかなり本艦(さみだれ)と酷似しているよねえ、って思うのですが。
【さみだれ鐘】
2000.03の就航であったことを顕著に示す一枚。
残念ながら、この航海で音を聞くことは出来ませんでした。
鳴らしたくなったよ、そりゃwwww
【カモメの水兵さん】
ふと気付いたら、本艦と併走してやんのwwww
浦賀水道を抜ける辺りまで着いてきましたね。
漁船と勘違いしたのかもしれない。申し訳ないが、
本艦に追従してもおこぼれには全く預かれないと思うよ。
【観閲・訓練展示行動予定表】
細かいところはあまり見えないでしょうが、大まかに言うとこんな
流れでありました。右上に出港予定時刻と入港のそれが確認できる
かと思います。
微妙に反射してミツハシが映っていますが、まあこの程度だったらねwww
(強風の所為で髪の毛が爆発して軍帽に収まって居ませんwww)
【帰港準備】
母校である瑞穂埠頭へ近付き、俄に水兵の方々が慌ただしく動き始めます。
画面は、タグボートに渡すロープを用意しているところですね。
【横浜ベイブリッジ】
ハイ、あの有名なブリッジでありますな。
まさか、護衛艦に乗ってこれをくぐることになるとは思いませんでした。
(民間船でもくぐったことなんてないわwwww)
ちなみに、出港する時も当然くぐりはしたのですが、逆光だったんでね……。
【想ひ出のベイブリッジ】
うりゃ、ってこれは直下に至った時のアッパーショット。
艦橋の甲板が邪魔になっていますが、まあそれはそれで!
【さらに想ひ出】
通過後。うふっ。
【母港到着】
本艦の右舷前方、後方にそれぞれタグ・ボートがやって参りました。
前述の通り、出港時もその『アナログさ』に驚きましたが、やっぱり
接岸する時も驚きました。前方のタグがロープで艦の先端を引っ張り、
そして後方のタグがその先端で本艦の後部を直接『押す』んですよwww
これで、本艦は港内で半転。でもって、最後はその両のタグが同時に、
押すんだね。これで接岸完了。不勉強であることを痛感しましたが、
個人的にはなんだか……スーッって出入港するものだと思っていたので、
これは大変に驚きました。
【ありがとう、『さみだれ』】
最後の時です。彼女から降りなければならない、その瞬間。
流れ始めた『蛍の光』と、そしてアナウンスの内容が印象的でした。
以下、覚えている限り、書き出してみます。
『本日は当『さみだれ』に御乗艦いただき、誠にありがとうございました。
乗組員の至らぬ点が多々、あったとは思いますが、どうか今日のこの日が
皆様にとり、少しでも良い記憶の一ページとなることができれば、我々に
とってこれに勝る喜びはありません。今後も、自衛隊の存在意義並びに
その努力、成果錬度を皆様に胸を張ってお見せできるよう、乗組員一同、
誠心誠意、努力していきたいと思っております』
すまん、素で泣けた。
現場で気を吐いている人達がいるからこそ、こうして組織として
(或いは国として)成り立っているのだ、と言うことがこれでもかと
分かりました。
今まで、「分かった気に」なっていただけ、ってことも分かりました。
自衛官の皆さん、本当にありがとうございました。
言葉では言い表せない程、色々と貰いましたし、勉強になりました。
皆さんの努力と、隠れた汗、そして涙は絶対に報われます。
その一端に、僕みたいな人間が少しでも協力できればと思い、
このレポートを記しています。
本当に、ありがとうございました。
そして、【さみだれ】。
忘れないよ、君のことは一生、絶対に忘れない。
あの雄々しくも頼もしいガスタービンの音、ディーゼルの臭い。
猛々しく海を割り、突き進んでいったその勇姿、力強さ。
本当に、ありがとう。
……。
…………。
って。
うわあああああああああああああああ
ウカウカしていたら『さみだれ』グッズが既に売り切れていたああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ
せめて、帽子だけでもーーーーーーーーーーーーーーーーーー
売り切れええええええええええええええええええええええええ!?!?
ジッポライターでもーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他の艦のも売り切れえええええええええええええええええええ!?!?
ギャーーーーーーーーーー!!!!
樋渡さんに『百裂拳』でドツかれるーーーーーーーーーーーーー
(※護衛艦ジッポを頼まれていた)
イヤーーーーーーーーーーーー
死ぬのは
自衛官の皆さん、本当にありがとうございました。
当日は、拙者の軍事ヲタな先輩も行ってたっぽいw
ミッチーが「彼女」と称していたのに少し感動した。そうなんだよ、英語でもスペイン語でもほかの男性名詞女性名詞がある言語では、船は女性名詞なんだよな。
で。ZIPPOなわけであるが。
通販でも売ってるみたいだお。
良かったですよー。
来年はみんなで行こうよーwwww
>樋渡先輩
今年、抽選は結構楽だったみたいな
話が…。と言うか、その先輩と同じ
船にのっていたりしてwww
>船は女性名詞
海に関連するものは基本的に全部女性名詞
なんすよねー。母なる海……とも言うけれど、
おっかないのも「カーチャン」なわけでww
J('A`)し
>Zippo
なんか、通販では怪しい物も多いんすよね。
ついでに、僕が本当に欲しかったのは
『さみだれ』の下士官帽子だったりするwww
これは、なかなか売店でも手に入らないらしい
ですわ……(´つω;`)ブワッ